今回の記事では古文書解読に必要な辞書について、
・どれにすればいいのだろう?
・今使っている辞書に限界を感じているので買い替えを検討している。
という方のために管理人おすすめの辞書をまとめましたので参考にして頂ければと思います。
また、古文書解読演習に必要な教材はジュンク堂書店や三省堂書店といった大きな書店にしか置いていませんのでAmazonなどネットで購入するのが便利です。
くずし字用例辞典 普及版
レベル★★★★★(上級者)
現在出版されている解読辞典の中で最も掲載文字数が多いのが特徴です。
例文が少なめで中級者~上級者向け。
引き方は部首と読みがあります。机上版というものも出版されていますが、持ち運びできないので普及版をおすすめします。
新編 古文書解読辞典
レベル★★★(中級者)
くずし字用例辞典よりも掲載量は少ないですが、例文が多いため初級者~中級者の方が様々なくずしに触れながら学習できるのが良い点だと思います。
価格もくずし字用例辞典よりも約3000円安いのでこれから古文書の授業を履修する大学生には特におすすめです。ただし、講師に指定された辞書があればそちらを使いましょう。
理由は授業中に〇〇ページを開いてなどと指示があるからです。私の先生は授業でこれを指定していました。
またくずしが似た字というのが掲載されているので、例えば誤読をした場合でも正解に導いてくれることがあります。
基礎 古文書の読み方
レベル★(初級・入門者)
上記の新編 古文書解読辞典と監修が同じ林英夫先生でどちらも柏書房から出版されているのでレイアウトが似ています。
大きく違うのはこちらは非常に入門者向けに作られており、文字が大きく探しやすい構成になっています。
初めはこの辞書でも事足りますが時間が取れて学習ペースが速い場合はすぐにレベルに合わなくなってきます。大学の時も安いからといってこちらの辞書を買う人が多かったのですが結局みんな買い直しました。
ですので趣味程度にのんびり学習を進めようとしている方以外にはおすすめしません。
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